業者と家造りの相談をして具体化する

業者との打ち合わせで決めること

家造り完成までに業者との打ち合わせは、合計で5回から10回程度となりますが、中でも多く行われるのが工事前です。工事前の打ち合わせでは、まずは予算を明らかにし、自分たちが理想としている家のイメージを共有できるようにします。こだわりが多ければ多いほど、予算オーバーする可能性が増すため、実現したいものの優先順位を決めておくと、業者側からよい提案を得ることができるかもしれません。家造りの相談では、家の間取りやインテリア、外構などが主なテーマになりますが、引き渡し時期など、スケジュールを提示しておくのも重要です。特に、子供の学校の都合に合わせたい場合は、希望の完成時期に間に合うか、計画に無理がないかどうかの確認が必要です。

業者との相談に臨む前にしておきたいこと

家造りが満足いくかどうかは、自分たちの考え方や希望を、業者とどれだけ共有できるかにかかっているといっても過言ではありません。相談すれば何とかしてくれると考えるのではなく、主体的に家造りに携わる姿勢で、しっかり準備して相談に臨むことが大切です。事前に決めておきたいのは、理想の家のイメージや予算、絶対譲れないこだわりポイントなどです。これらがはっきりしていれば、資材や設備などが複数提示されても迷うことが少なくなりますし、心変わりして予算オーバーになるといった事態を避けられます。 業者との相談の場では、細部にわたる多数の決定が必要になるので、気力を十分に保つことも重要です。子どもがいる場合は、両親にあずけるなどして、集中して相談できる環境を自ら作ることを心がけるとよいでしょう。